これは便利!ワンタッチで再キッティングを可能にする Return to Service 機能
Return to Service (RtS)とは
MDMによる遠隔管理を利用し、店舗や会社の支店・支社で、たくさんのiPad や iPhone を運用されているケースがあります。
現場の利用者としては、そうした端末の初期化・再設定を自分でできたらいいのに、、と感じたことはないでしょうか。不具合時や利用者の変更などの際、IT管理者や外注業社に依頼を出して、数日がかりで作業完了を待つケースもあるかと思います。
MDMの最新機能をいち早く利用可能にする Kandji の Return to Service (以下RtS) 機能を使えば、利用者側がアプリ内のボタンを押すだけで、あとは完全にハンズフリーで初期化・再設定が完了します*。
従来MDMを使って初期化した場合、設定を完了させるためにはどうしても人が手を動かすステップが残っていました。RtS という最新機能を使うことで、ついに「本当のゼロタッチ」で再設定を完了することができます。
ちなみに、管理者側が Kandji の管理コンソールから RtS を実行することも可能です。端末を設置場所から動かす必要もなく、現場への人の派遣も利用者への作業ガイドも不要になり、管理者の負荷軽減も望めます。
あっけないほど簡単、、。動画で Kandji の RtS を見る
では、実際にボタンを押して初期化するところから、再設定が完了するまでの端末の動きを動画で見てみましょう。
流れとしては、iPad の中にある Kandji の Self Service アプリで、「Reset Device」*を選択します。あとは、自動でリセットが始まりおよそ3分以内に再設定が完了します。
(*日本語化進行中です!このボタンの英語表記は「デバイスをリセット」という表記になる予定です)
動作自体は非常に簡単ですので、初めてMDMに触れる方には「今どき、そんなもんでしょ」という印象でしょうか。
一方で、日頃から大規模な端末運用に関わっておられる方々には、むしろこの動作の前後に発生している、申請処理や受け渡し、電話やメールのやり取りなどなど... 煩雑な業務を全てスキップしてくれる魔法の杖に映るかもしれません。
「これこれ、MDMとかゼロタッチって、これを期待してたんだよ!」というところでしょうか。
※ RtSでは、位置情報サービスをオンにできないため、時刻設定に問題が発生する可能性があります。
iPhoneまたはiPadの場合、実機側で位置情報サービスを「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「位置情報サービス」下で位置情報共有のオン/オフを切り替えます。
数秒で完了。 Kandji の管理コンソールの RtS 設定
Kandji で RtS の機能をオンにして、Self Service に「Reset Device」(「デバイスをリセット」)ボタンを表示するには、以下のたった3つの設定をするだけでOKです。
Blueprintを選択する
「Add to Self Service」にチェックをいれる
再設定時にWiFiに自動で接続できるように、WiFiのプロファイルを選択する
ちなみに、RtS をサポートするMDM製品は Kandji 以外にもあります。ただし、端末側に RtS を実行させるアプリを配布したり、MDMとのAPI連携の設定したりコードを入れたり、、、と少し重めな設定作業が必要だったりします。
Kandji と現在ご利用のMDMと比較していただくと、Kandji の使いやすさが際立って見えるかもしれません。
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