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海外でのカンファレンス参加:2023年「Jamf Nation User Conference」まとめと感想

初めまして。マジックハットで、マーケティング担当をしているグレースと申します。今回、弊社がGold ResellerであるJamf社が、今年9月に開催した「Jamf Nation User Conference (JNUC) 」への参加レポートをお届けします。アメリカ、テキサス州オースティンで開催されました。これはJamf社が年に一度、3日間にわたって開催し、最新製品情報や活用や運用ナレッジをユーザーとパートナーが共有するイベントです。Apple製品を利用する教師、企業のITプロフェッショナル、Jamfのパートナーや社員など、世界中から参加者が集まります。
Jamfや関連製品について知見を深めるだけでなく、様々な分野の専門家とリレーションを築き、もちろん英語の練習にもなるのでとても良い機会でした!今後、ご参加を検討されている方のお役に立てるよう、本イベントの流れをご紹介します。

イベントスケジュール

1日目
8時〜9時:会場で朝食
9時:Keynote
10時〜12時:セミナー
12時〜13時:会場で昼食
13時〜16時:セミナー
18時以降:懇親会

2日目
8時〜9時:会場で朝食
9時〜12時:セミナー
12時〜13時:会場で昼食
13時〜16時:セミナー(弊社Namのセミナー)
18時〜21時:JNUC PARTY

3日目(イベントは半日)
8時〜9時:会場で朝ご飯
9時〜12時:セミナー
12時〜13時:会場で昼ご飯
14時以降:イベント終了、イベントで知り合った方々とお食事会

会場に入る前

弊社からの参加は、私と弊社エンジニアナムの2名。時差対策で、イベント2日前にオースティンに到着し、軽く観光し備えましたが、16時間の時差はかなり大変!夜は眠くなり、早起きしてしまうので、2日前の到着は正解でした!このおかげで、カンファレンスへは、スムーズに参加することができました。

セッションの流れ

今年の参加人数とセッション数

初日は基調講演で幕を開け、Jamf製品のロードマップ、提供予定の技術革新の指針が示されます。Jamfユーザーにとっては、翌年に登場する新機能やアップデート、コラボレーションを初めて目にする場となります。また、ユニークな運用例や模範的なモデルケースとして、前年度の注目すべき事例が共有されます。今年は、Jamf 11のリリースが発表され、ユーザーインターフェイスと新機能が全製品にわたってアップデート。基調講演が終わると、残りのセッションとブースがオープンし、カンファレンスが正式に始まります。

ほとんどのセッションは、「ユーザー事例」、「パートナー企業の発表」、「エンジニア向けのTipsやナレッジ」の3つのカテゴリーに分けられます。これらには、ソロプレゼンテーション、グループプレゼンテーション、パネルディスカッション、ハンズオンワークショップがあるので、興味や経験レベルに応じて選択。私は、まだJamfの利用経験が浅いので、初心者向けセッションを中心に参加しました。

ユーザー事例では、企業や学校がJamfを利用し、どのように具体的に問題解決をしているかを見ることができ、各々のニーズに合わせてどう適応するか議論することもできます。私は、学校、企業、政府関連のセッションに複数参加しましたが、Jamfを通じて、一見無関係に見える多くの異なる問題を解決しているのに、非常に感銘を受けました。例えば、テキサス州のある学区では、幼い子供たちが個人所有のデバイスを持ち、インターネットにアクセスすることについて保護者から懸念の声が上がりました。Jamfを利用することで、生徒に適切な年齢制限を設けることができただけでなく、保護者に管理用ポータルを提供し、授業時間外でもデバイスの使用監視できるように。また、全国各地の学区の他の管理者が、質疑応答の時間を利用し、自校の生徒たちへも同様のプログラムを導入する方法についてアドバイスをもらう様子も見られました。

パートナーセッションは、ソフトウェア開発会社や端末リサイクル会社など、Jamfと顧客層が重なる企業によって開催されます。この機会を利用して、自社製品やサービスをJamfと組み合わせ、Jamfユーザーが遭遇するさまざまな課題をいかに効率化できるかをプレゼンテーション。例えば、Jamfと連携するソフトウェア会社であれば、Jamf連携することでバックオフィスの業務プロセスを簡素化できること、会社の機密情報を共有し、保護することができること、Jamfが管理するデバイスをアップル以外の製品と連携させることができることなどを説明しました。デバイスの買い取りを行う会社からは、様々な事例をもとに、会社のデバイスを常に最新の状態に保つことのメリットや、デバイスを簡便に交換するためのJamでの管理、追跡、関連アラートの設定方法について説明が行われました。これらセッションには、具体的な質問ができるQ&Aコーナーがあるだけでなく、展示ホールにもブースがあるので、いつでも質問をしたり、デモを見たり、あるいはイベント終了後のディスカッションを行うことも出来ます。私は技術的な知識はあまりないのですが、ブースで働くスタッフは複雑なソフトウェアのトピックでもわかりやすく説明してくれましたし、個人的にはどのスポンサーもフレンドリーで、ディスカッションをオープンにしていると感じました。

弊社ナムのセッション

エンジニア向けのセッションは、Jamfでどのように特定の設定、ワークフロー、統合方法を作成したか詳細に説明します。エンジニアにとっては、詳細なJamfの使い方を学ぶだけでなく、同じようなプロジェクトに取り組んでいるエンジニアとつながる良い機会です。このイベントに参加するほとんどの人はとてもオープンでつながりを求めており、様々なバックグラウンドやユースケースの人と話す機会が多く見られました!

APAC地域からの参加者

セッションは敷居が高く感じられるかもしれませんが、毎年APAC地域からも、参加者が多く、内容の理解に役立ち、新しい人々とつながるためのリソースが用意されています。日本からは、配車サービスの「GO株式会社」、ゲーム会社の「株式会社アカツキ」、ビジネスチャットの「ChatWork株式会社」、そして弊社エンジニアのナムも参加し発表を行いました。ナムは今年のJNUCの準備、発表の経験について、ブログを書いているので、是非ご覧ください!
ナムのブログ

英語での質疑応答ができないプレゼンターのためには、通訳が用意されていましたし、カジュアルな社交の場では、バイリンガルのスタッフがいつでも喜んで通訳を手伝ってくれましたので、コミュニケーションの心配はありません。日本人3名の方のプレゼンテーション録画は、以下リンクからご覧ください:
GO株式会社
株式会社アカツキ
Chatwork株式会社

ネットワーキング

会場のフードホール(大きすぎて奥まで見えない!)

会場に到着した瞬間から、友人を作る機会が数多くあります。朝食と昼食は、大きなフードホールで参加者全員に提供されます。最初は少し緊張しましたが、結果的には他の参加者と気軽に話す素晴らしい機会にもなり、食事時に知り合った友人たちをセッションで見かけると嬉しいものでした。非常に多くの人が参加しているため、同じグループに何度も座ることはほとんど不可能で、たとえイベント中誰とも話さなかったとしても、食事のたびに、少なくとも6組の新しい友人ができるはずです!

JNUC主催者とスポンサーは、この交流時間の重要性を理解しているようで、2日目の夜に参加者やそのパートナーなどのに向けたパーティーを主催するだけでなく、スポンサーによる、1日目/3日目の小ミートアップなども夜に開催されます。ミートアップの多くは、共通の関心事やディスカッションテーマに基づいています。私たちは初日の夜、スポンサーのMac Admins Foundationと、Jamfリセラー且つアメリカのソフトウェア会社であるAlectrona社が主催するミートアップに参加しました。同じ志を持つ多くのプロフェッショナルと話ができ、準備された環境の中で外に出て街をもっと見ることができる絶好の機会でした。参加した人たちと話すことで、Jamfの実際の使用方法について多くのことを学ぶことができましたし、ぜひ参加することをお勧めします。

映画スタジオで行ったJNUCパーティー

そして、毎年イベントの2日目の夜に開催されるJNUCパーティーがあります。私はこのパーティーの企画に費やされた努力と細部への配慮に非常に感銘を受けました。今年のパーティーはオースティンの映画スタジオで開催され、参加者は過去の映画のセットを見ながら歩き回り、ライブパフォーマンスも見ることができてとても楽しかったです。地元の食べ物や飲み物がたくさん用意され、脳波アートや風刺画アーティストなどユニークな体験もでき、みんな楽しく、仕事で来ていることを忘れてしまったようでした。最後には、みんながホテルに戻る前にドローンショーまであり、感動して帰りました。

読み込んだ脳波でアートを作れました!

まとめ

全体的に、今回のカンファレンスは本当に貴重な経験で、期待以上のものだったと思います。参加したすべてのセッションから多くのことを学べただけでなく、様々なバックグラウンドを持つユーザーと話す機会も多く、彼らのJamfのユニークな使い方を聞くことができました。このイベントで得られる知識や人脈はかけがえのないものであるだけでなく、純粋に時間を楽しむことができます。このブログを読んで、このイベントや海外で開催される同様のイベントに参加してみたいと思っていただけたら幸いです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。検討するのに十分な情報を提供できたと思いますが、追加で質問があれば遠慮なくコメントしてください!

JNUCパーティーでの写真

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